会社を設立するときに
まず一番に考えることは会社の商号を何にしようか？
だと思います
今回は意外と知られていない
株式会社の商号のルールについてです
株式会社と表示しよう！
株式会社は必ず株式会社と入れなければいけません
では株式会社とどこに入れてもいいのか？
ここにはルールがあります
それは前か後かどちらかだけ、というものです
株式会社○○とか○○株式会社は大丈夫です
しかし、○○株式会社○○のように
商号の間に株式会社を挟んではいけません
他の法人の名称は使うことができません
合同会社や社団法人、財団法人など
他の法人の名称は使えません
法律で使うことが禁止されているもの
銀行、信託、大学、病院などは使用禁止です
有名な会社の商号は使わないで！
誰もが知っているような、有名企業の商号は
使うことはできません
三菱とか三井とかアマゾンですね
微妙なケースはどうか
これは法務省のホームページで見ることができます
ただ、使用することができても
有名企業の商号とかぶるとホームページの検索で
上位表示が難しくなるということもありますので
よく検討してください
同一住所に同一商号は使えない！
あまりないケースだとは思いますがこれもダメです
テナントがたくさん入るビルなんかだと可能性はあります
近くに同じ商号がある場合は、
同一住所ではないのでもちろん大丈夫ですが
まぎらわしいので避けられたほうが無難だと思います
商号の確認は管轄法務局の「商号調査簿」で確認できます
商号として使えるものは？
漢字、ひらがな、カタカナ、
ローマ字は使えます、大文字、小文字どちらも大丈夫です
アラビア数字も大丈夫です
記号はどうでしょうか？
「＆」「‘」「，」「．」「―」「・」
以上の6つの記号は文字と文字を区切るときのみ使えます
ちなみに「！」は使うことができません
スペースは
ローマ字で単語を区切るときのみ使うことができます
最後に
商号は後で変えることもできるのですが
定款変更と変更登記が必要になるので
費用がかかります
商号のルールを理解して
愛されるすばらしい名前を考えてみてください
法人設立でお困りの方は、お気軽にご相談ください
「行政書士 藤井法務事務所」
